両親の要介護認定調査①準備を怠るな。
介護認定調査は1次審査において、
介護を受ける本人及びその家族が
役所の担当者から聞き取りで
要介護度の格付けを行うため
現状把握を行い、更に有識者が
2次審査で、1次審査のデータを
基に要介護度を決定し通知します
私達親の介護をするものとしては、
とにかく1次審査の聞き取りに
おいて、親の現状など全ての
事を審査官にぶつけ、希望通りの
要介護度が認定されるように、
全力投球する必要があります。
介護を受ける親の状態を
僅か30分強で判断されて
しまうので、より説得力のある
説明や、資料の提示をしないと
例えば、特養ホームの入所に
必要な要介護３はもらえません。
何も準備をしないで1次審査に
臨むと、介護者本人への質問の
受け答えのみで判断されて
しまいます。
（物の名や色等を一度見せて、
後から答えさせたり、親に対し
『日常生活は支障なく過ごして
いますか？』と質問し、
親が介護施設に入りたくない
からと、強がって「なんでも一人で
出来ます。』などと答えれば、
審査結果は、要支援。良くて
要介護1なんてことにも。
公的介護施設で費用負担の少ない
特養ホームは、要介護3から入所
可能です。それ以下の要介護等級
では、民間の介護施設への入所
となり費用負担が増えます。
つまり自己負担額が発生します。
準備段階で様々な手を尽くし、
資料やかかりつけ医の診断書、
ケアマネへの同席依頼も含め
声を大にして親の介護状況を
主張した人のみが、適正な
親の要介護認定等級を受けられ
最短で希望の介護施設への
入所が叶い、希望のサービスが
受けられると思います。
以下参考資料
◎要介護認定の申請について
要介護認定の申請は皆さんお住いの
市区町村の窓口にて要介護認定の
申請を行う。
◎申請するのに必要なもの
１ 申請書類
２ 親の介護保険の被保険者証
（健康保険証：65歳以下の場合）
◎本人以外の申請
２ 居宅介護支援事業者
３ 介護施設（入所中の場合）
◎要介護の認定調査及び審査
１ 役所の担当の訪問調査（一次）
１－１ 現在のサービスの確認
１－２ 住い家族の状況、疾病等
１－３ 身体、起居、生活機能、
認知機能、精神行動障害の確認。
（役所の職員、本人、本人の家族）
２ 一次判定（データ入力）
３ 二次判定（各分野の有識者）
◎調査の主な項目
（麻痺があるか、関節の障害、
寝返りや起き上がりの有無
視力、聴力の状況、自力排泄
衣類の着脱ができるか
生年月日や年齢、氏名が言えるか
記憶力はあるか、外出後自宅に戻れる
情緒が不安定かどうか
収集癖があるか、薬の服薬できるか
集団生活、買い物、調理ができるか）
以上の項目について介護認定の
調査会の審査結果に基ついて、
要介護度が認定されます。
（介護認定申請から結果通知まで
おおむね30日から60日要します。）
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