親の介護私の独り言
親の介護で言ってはいけない言葉
介護する側編 いいから、いいから。
介護される側にとって1日はとても
長いものです。
在宅介護において自分一人では、
何も出来なければ仕方ないですが
私の母親は、早く体を治して自身で
普通の生活を取り戻したいと日々
努力していました。
そんな介護生活の中で母親の見舞い
に、親戚や友人がよくやってきまし
た。そのこと自体、母親はとても
喜んでいましたし、おしゃべりも
楽しそうでしたが、母親が自分で
やろうとしていた事に対して、
親類が『いいから、いいから。
私がやるから、じっとしてて。』
と、あくまで善意で言ってくれて
いるのですが、1日の殆どをベット
で過ごす母親にとっては寂しい
一言だったのです。
数少ない自分で出来る事を取り上げ
られる事はつらかったようで、母親
の死後に呼んだ日記には、
”少しでも自分で出来る事を見て貰い
たかった。頑張っている所を友人に
見て欲しかった。”と書いてありま
した。
『いいの、いいから』と母親の出来
る事を取り上げずに見守ってあげて
ほしかったと今、感じました。
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