父親の生前の話。父親は典型的な
亭主関白で母親に家の事全て任せ
好き放題に生きていました。
『仕事が忙しい』を言い訳にして。
それは父親が自分の母親（祖母）を
在宅介護する事になっても変わらず
自分の実の母親（祖母）の介護を
自分の妻（母親）に任せきりという
有様でした。
そんな自分勝手な事を出来るのは
身近な存在がいるからこそなのです
やがて長男の私や長女の妹が独立し
母親も介護の甲斐なく亡くなって、
実家には父親独りとなりました。
いままで身近な家族に家の事介護の
事は任せきりだった父親は一人で
全てをやる生活が始まりましたが
今迄の人生全て任せきりの父親が
1人で生活できるわけもなく、結局
私や妹が実家まで交代で通って面倒
を見る事になりました。
私は通いの介護は目が行き届かない
ので父親に私の家での同居を提案
しましたが住み慣れた町と庭いじり
の趣味を失いたくないと拒否され
ました。
この通いの在宅介護が私と妹の不在
時の迷子？、徘徊、ガスの点けっぱ
なし等の数々の事件を起こす事に
繋がりました。
そして普段から無口な父親でしたが
独り暮らしでわがままを言う相手も
いない事から認知症の発症、進行が
顕著に見られるようになりました。
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