叔母(私の亡くなった母親の妹)は
私の母親がまだ元気だった頃に、
よく私達の自宅に遊びに来ては
事ある毎に『私は歳取ったら姉さん
と一緒に3食昼寝付きの豪華な介護
施設に入所して余生を過ごすの。
食事も豪華でね、イベントや趣味の
時間が毎日あって姉と笑いながら
過ごすの。そしてもし体調が悪化
したら看取りまでしてくれる高級
介護施設で一生を終えるの。だから
皆には迷惑をかけないから』と
冗談とも本気とも取れない言い方で
よく母親と笑いながら話していた。
その夢は私の母親が介護の末に先に
逝ってしまった事で実現はしません
でしたが、今思えば叔母も母親も
真剣に考えていた2人の夢だったと
思います。
幼いころから仲の良かった母親と
叔母。親戚や祖父母の葬式の時も
他の誰よりも2人力を合わせて、
切り盛りしていた仲の良い姉妹は
それぞれ別々の家庭に入っても
お互いの家に行き来する中でした
そんな2人が同じ介護施設に入所
したら、さぞかし楽しい老後で
あったと思います。
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