私の両親は私や妹が60歳になる前
に介護の末に亡くなりました。
世間では60歳以上の子が90歳前後
の両親の介護をしている世帯が
非常に多く見られます。
私も幼少期に母親が義母親を在宅
介護をしている姿を見て育ちまし
たが、その時には幼心に大変だな
とは感じましたが、自身が60歳を
過ぎて親の介護をする老老介護の
大変さについて考えた事は正直、
ありませんでした。
老老介護は自身の体力や介護費用
の負担も強いられて身心や経済の
負担がとてつもなく大きくなる。
ただ子供の頃に親の介護に関する
苦労を見ていても、自身が独立し
新しい家族を持つと新しい家庭に
全力投球し住宅ローンや子供の
教育資金の事で精一杯となり親の
介護の事など頭の片隅にもない
状態で30年近く過ごしてしまい
ました。
そして子供が就職し教育資金も
必要なくなり、住宅ローン返済の
めどが立った頃に親の体調が悪く
なり親の介護という現実が訪れる
のです。
新しく築いた家族の為に全力で
働いてパワーを使い切った中での
突然の親の介護には、ほっとした
気持ちを切り替えモチベーション
を強く持ち今度はエネルギーを
親の介護に振り向けなければなり
ません。
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私達家族にとっての初めての介護
である母親の介護は正に一息ついた
頃に突然やって来たのです。
未だ30~40歳代のご家族の皆さんは
私のような失敗をしない為にも、
ライフワークの設計の一つに親の
介護の事も組み入れておく事を
お勧めしたいと思います。
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