何でも言いあえて助け合う家族を
作りたいと父親と結婚をした母親
であったが、実際は
『俺が世帯主、俺が稼いでいる
だからその他の事は母親がやって
当たり前だ』という利己主義的な
性格だった父親に騙された母親。
そんな生活を強いられ更に義理の
母親(祖母)の在宅介護を
押しつけられて心の病に侵された
母親は、40年間子育てをしながら
しかし家族という輪を全く感じ
られない一方通行の父親に翻弄
されて生きてきた。
その代償が祖母の介護からの
心の病、介護から解放された後の
身心の衰えに繋がっていった。
人は苦しい時もあるけれど、
家族の支えがあって困難を
乗り切り、ある時は喜びを
分かち合い、共に成長していく
のが、家族であるが、
そんな当たり前の家族の形が
家の家族は皆無であった。
外出も許されない家庭、
話し合いも許されない家庭は
その後の人生に心身に大きな
影響を与えるのだ。
『もし人生をやり直せるなら
相手(伴侶)を変える事から
始めたいわ。あなた達が
産れなかったかもしれない
けどね』と、
寂しそうに母親が言った。
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