父親は健常時から要介護時まで
亡くなるまでずっと母親に対し
感謝の気持ちを言葉で伝える事
をしませんでいた。
父親の実の母親（祖母）を引取り
在宅介護をする時も介護を母親に
丸投げ？し、祖母が亡くなるまで
介護の手伝いや母親の感謝の気持
を伝える事は一切ありませんでし
た。
母親が義母親の介護をするのは
当たり前だ。
こんな考えで母親に血の繋がりの
ない祖母の介護を押し付ける、
言葉だけでも良いから母親に対し
労いの言葉を掛ける そんな
当たり前のことが出来ない父親に
母親は愛想をつかし、離婚や別居
はありませんでしたが、父と母の
ギクシャクした関係は私と妹の
成長期に大きな影響を与えました
そんな生活環境の中、祖母の最期
まで介護を献身的に続け、決して
投げ出さなかった母親の背中を
見て育つことで、私と妹は父親の
人に対して感謝の気持ちや労いの
言葉を掛けられない行動を反面
教師として育ち、それぞれ独立し
家族を持つようになりました。
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家庭においても職場においても
相手に対して自分の思いを言葉で
伝える、感謝の気持ちを言葉で伝
える事を大事にしながら私と妹は
それぞれの家族で生きてきました
そんな当たり前の相手に対する
気遣いを父親が気付いたのは、
父親自身が要介護になり独りでは
何も出来ないと気付いた80歳過ぎ
になってからでした。
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