母親の在宅介護中は長男の私と
長女の妹で交代で母親の介護と
リハビリを行っていました。
父親は相変わらず知らぬ存ぜぬ
というスタンスでテレビを見て
庭いじりをやってと自分の事
ばかりです。
それはそれで足手まといになる
よりは良いのですが、
父親がテレビを見ている時に
母親が歩行器を使いリハビリを
しているのがイライラするのか
『テレビが見えない』と
自分勝手な事を言う始末で。
仕事以外何も出来ない父親を
今まで支えてきた母親が懸命に
自立に向けて頑張る姿に対して
労う、手伝うという事はなく
とにかく自分の行動を邪魔する
者は排除しようとする父親。
或る日私が母親を支え歩行練習
をしていると、父親は顔を
真っ赤にして『もう、やらなくて
いい。見えないじゃないか。』と
私もさすがに腹が立ち『母さんが
懸命に頑張っているのに何だよ。
親父が逆の立場だったらどう思う
んだよ。』と声を荒げたが。
人の痛みがわからない、
人の為に汗を掻かない父親が
理解できるはずもなく、
『なんだ、その言い方は』と
逆切れしてお終いでした。
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