叔母の介護に携わり10年になるが
叔母には真の身内がいない。
確かに叔母は亡くなった私の母親
の妹であり私は甥っ子にあたるが
御主人を早くに亡くし子供にも
恵まれなかったので気兼ねなく
物事を頼める真の家族はいない。
なので私や妹が介護や断捨離で
協力を申し出ても肝心な事は叔母
自らが要介護の身に鞭打って
行ってしまうのだろう。
地域的に遠く求められたときに
すぐに叔母の所へ行けないのも
原因かもしれないが、やはり
遠慮というものが働くのでは
ないかと思う。
遠くの親戚より近くの他人と
いうではないか。
経済的に余裕があれば、
欲求をすぐに満たしてくれる
他人に報酬を渡して作業をして
貰った方が、言いたい事も
言えるし即用事が済ませると
いう利点もあるのだと思う。
ただ叔母の場合は常に肺炎の
リスクがあるので過度な頑張り
過ぎだけはやめてほしいのだが
経営者気質か、性格なのか、
とにかく重要な事は独りで完結
してしまう性分なので、
私は心配でしょうがないのだ。
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