父親の独り暮らしによる認知症の
在宅介護は通いの介護をする家族
が留守の時に多発した。
『1人で出掛けちゃだめだよ』と
言っても、まだ自分で出来ると
いう気持ちがあったのだと思う。
しかし一歩外に出れば不安になり
その不安で平常心を失い真っ白な
状態となりなぜそこにいるのか？
ここは何処か？判らなくなり、
迷子で保護されたりもした。
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それは在宅時にも起きるように
なり、家族が介護を終えて
帰宅した後に不安になり・・・
父親が今やっている事を忘れて
コンロの消し忘れや、何処に何が
あるか？判らなくなり私達の家に
電話をしてくるパターンが日常化
してきました。
元々内弁慶で話し相手もいない
特に定年後は人と交わる事はなく
会話と言えば生前の母親だけで
たまに帰る私達家族との会話のみ
こんな生活の中で要介護の母親の
死で増々人との関わりがなくなり
認知症が進行していったのです。
自宅にいても一人では不安となり
ケアマネさんが訪ねて来るとき、
弁当の宅配が来た時も不安になり
平常心ではいられなくなる頻度が
多くなっていった。
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