母親はパーキンソン病の発症で、
要介護となり闘病生活がスタート
（当初は病名不明であった）
日常生活での動作が遅くなったり
軽度の手足の痺れがあったり等の
症状が出てきたのですが最初は
加齢による衰え程度にしか考えて
いませんでした。
私達家族が母親の異変に気付いた
のは、母親がバランス感覚がなく
なって家の中、外出先に関わらず
平坦な場所で転倒するようになり
転倒による怪我が増えてきてから
でした。
それから母親を訪ねる回数も増え
母親に付き添い病名探しのために
数多くの病院を受診し始めたの
ですが具体的な病名が判明する事
はなく、整形外科治療のような
医療行為を勧められ、母親も
早く良くなりたいと辛いリハビリ
を続けていました。
母親は最初の内は杖を使い家族が
介助する形で通院をこなして
いたのですが、やがて筋力の低下
と共に歩行手段が車椅子となり、
パーキンソン病と診断される頃
にはほぼ寝たきりの状態となって
しまいました。
寝たきりの在宅介護になっても
リハビリの為にと趣味のデッサン
を病床で続ける意欲をみせていた
のですが、やがて手足の筋力を
失い、さらに食べ物を噛む力も
失い、母親自身で出来る事は一切
なくなってしまったのです。
その後はようやく入所が決まった
医療付介護施設では流動食も
喉のつまりで受け付けなくなって
胃ろうという手段を選ぶしか
なくなった。
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