親の介護～母親の介護編⑭
母親が義母親の介護をしていた時代。
母親自身が介護される側になっても
貫く気遣い、感謝の気持ち。
母親にとって初めての親の介護が、
義母親（父親方の祖母）であり、
献身的に介護する母親に対する
義母親の封建的な態度や自分の
母親に対して介護をする自分の妻
（私の母親）に対して、労いや
感謝の気持ちのかけらもない
父親。
こんな環境でも最後まで義母親への
介護を全うした母親は立派でした。
この姿勢はのちに母親自身が、
介護される立場になっても変わる
ことはありませんでいた。
本来であれば自分がされた酷い
仕打ちを継承してもおかしくない
と思うのですが、母親自身が
パーキンソン病となり、要介護
になっても、介護する側への
気遣いや感謝の気持ちを忘れる
事はありませんでした。
ただ1度だけ、医療付介護施設に
入所して末期近くに『寂しい、
家に帰りたい。』と弱気な自分を
見せましたが、それ以外は自分の
事はさておき、最期まで周囲に
暴言を吐いたり迷惑を掛けること
なく、周囲を気遣う姿勢を貫き
ました。母親のふるまいは、
私自身が将来介護される側に
なった時の教科書になると思います。
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