地方で住み込みで働く長女が
遅い正月休み？で帰省してきた
特急を使い2時間半余りの職場
は気軽に遊びに行くには距離が
ある。
そんな帰省した長女が紹介を
したい彼がいるという。
なんと、介護の末亡くなった
父親と同郷の彼だ。
父親が認知症になり私達家族と
行った最後の旅行は父親の故郷
への旅だった。
旅先、故郷で馴染みの親戚と
話をしている時の父親は、とても
認知症とは思えない程、饒舌で
笑顔が絶えなかった。
認知症で要介護の父親をこんな
にも元気にする、生まれ故郷の
力に驚かされたものだ。
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そんな父親と同郷の彼が長女の
職場で出来るとは考えてもみな
かった。
そして、話の流れが早く、近く
彼の両親に会って欲しい、父親
の故郷で会う機会を設けたいと。
父親も亡くなり墓も私達の地元
に移したので、父親の故郷には
不幸がない限りは行く機会など
ないと思っていたが、まさか
こんなにも早く父親の故郷に
行く機会が訪れるとは。
父親の母親に先立たれた後の
認知症の進行の早さや徘徊で
父親を捜した日々を思い出し
ながら、父親の介護を振り返る
きっかけとなった。
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