常に自分を優先して面倒な事を
母親に押し付けてきた父親。
母親が要介護になっても父親の
変化は見られませんでした。
しかし、その母親が亡くなり、
独り暮らしの日々でわがままを
聞いてくれる相手がいなくなり
と同時に父親が認知症の進行と
共に要介護となり、迷子や徘徊
火の不始末等々、自身が1人では
何も出来ない事に気付いた90歳
まで あと数年のある日、
私達家族に初めて『頼む、お願
いします。』と か細い声で
呟いた。
要介護になり国内の平均寿命を
上回る年齢になって初めて、
人の温かみや一人では生きて
行けない事を悟ったのだ。
遅い。遅すぎる。もっと早く
お願いします や ありがとう
の一言が言えていれば、
母親も私達子も幸せな気持ちに
なれたのに。
![認知症の人を理解したいと思ったとき読む本 正しい知識とやさしい寄り添い方 （心のお医者さんに聞いてみよう） [ 内門大丈 ]](https://thumbnail.image.rakuten.co.jp/@0_mall/book/cabinet/2975/9784804762975.jpg?_ex=128x128 "認知症の人を理解したいと思ったとき読む本 正しい知識とやさしい寄り添い方 （心のお医者さんに聞いてみよう） [ 内門大丈 ]")
父親自身が母親と同じ境遇？
要介護になって初めて気付いた
のは評価？できますが如何せん
気付くのが遅すぎた。
もっと早く、その一言があれば
家族の愛情や結束を深めながら
家族4人が幸せな人生を過ごして
来れたのに と思いながら・・。
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