私達の親世代は父親が実権を握って
いる場合が多く母親の財産でも
母親が亡くなれば父親のモノという
考えの父親が多かったと聞く。
母親の介護末期に私達子供は
母親から預貯金の使い道や要望等
を聞いたのだが、母親が亡くなり
母親の預貯金を探したところ
既に父親の預貯金に入れられて
母親の要望を果たす事は出来な
かったのだ。
昔から父親はお金の事は全て
自分で決めてきた。
お金以外の事も給料を稼ぐ
世帯主が一番偉いのだという
人だったので、母親が要介護で
寝たきりになった時点で母親の
預貯金は自分の物？という考えで
全て自分の預貯金に入れてしまい
生前の母親の意向は反映されず
じまいであった。
昭和一桁生れの父親の男性上位の
考え方の生活の中で家族の話合い
という場もなく一方的な父親の
考えで家族が回っていたので、
母親も私達家族に自分の意向を
託したのかもしれないが、
やはり家族と言えども自分の
遺志は公文書で残さねば反映も
ままならないという事だろうか
母親も無念だったと思うし、
無力であった私達子供も悔しい
気持である。
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