認知症の父親の最期の1か月は
父親が父親自身の楽しい思い出を
振り返り、目に焼き付ける1か月
となった。
父親自身が一番輝いていた時代
登山時の写真と、父親方の親戚
との談笑する写真を眺める事で
大袈裟かもしれませんが、
最期は生き甲斐を振り返る事で
父親の気持ちがほっとしたのか
デイケアでの食事中に苦しむ事
なく安堵した表情で亡くなった
![ボケ日和 わが家に認知症がやってきた！どうする？どうなる？ [ 長谷川 嘉哉 ]](https://thumbnail.image.rakuten.co.jp/@0_mall/book/cabinet/5440/9784761275440.jpg?_ex=128x128 "ボケ日和 わが家に認知症がやってきた！どうする？どうなる？ [ 長谷川 嘉哉 ]")
良き思い出を振り返る事で
肩の力が抜けたのか？
人は極度の緊張から解放された
瞬間に体調を崩す事があるが
そんな感じだったのかな？と。
1日の殆どを自宅の中で過ごし
家族以外との交流は皆無だった
父親にとって古き良き時代の
アルバムはあの頃を想いを
蘇らせ、一瞬でも心穏やかに
してくれたのではないかと
プラスに考えたい。
外の世界から隔離された
在宅介護という狭い世界で
父親は父親なりに小さな幸せを
探していた中で輝いていた時の
写真との出会いはほんの一瞬かも
しれないが父親が認知症ではなく
常人に戻れたのかもしれない。
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