親の認知症介護
親の認知症⑯男の老化は管理職に
なった時点で始まっている？
女性は元々若い頃からいい意味での
ながら族で、洗濯をしながら家族の
弁当を用意したり、働きながら家事
をこなしたり、ストレスがたまれば
友人に吐き出したり、と器用に
ストレスを発散、解消しながら器用
に生きるすべを身に付けています。
そんな女性（妻や母親）が家を守っ
ているからこそ、世の男性は仕事
一択で生きていけると思うのです。
しかしある日突然、妻が病に倒れ、
親が認知症になり仕事をしながら
親や家族の介護が必要になった時
器用に立ち回れない、相談するすべ
を持っていない事でパニックとなり
不器用な男性は仕事と介護の両立が
出来ず、収入減を放棄して介護をし
がんじがらめの状態に陥ってしまう
のです。
その時になってはじめて妻や母親の
有難味を感じつつも時すでに遅し的
な負のスパイラルに陥るケースが
多いようです。
自分が一家の主として稼いでいる
というのは、狭い世界での話です。
全体を切り盛りする司令塔（女性）
がいなければ何も出来ない人間だと
その時初めて気付くのです。
新入社員や上昇志向の中堅社員時代
は研修や資格取得、ノルマ達成や
努力を必要とするシーンが多々あり
心身ともに成長過程、刺激があり
ますが、管理職となり、職務全う
の定年まであと5年となった時には
会社における努力や向上心と言った
社会人にとって必要不可欠なスキル
は上積がなく衰える一方の方が多い
のではないでしょうか？
この事こそが認知症の発症に繋がる
要因の1つだと私は考えます。
一報の女性はどうでしょう？
幾つになっても家事をこなしながら
夫や家族の面倒を見る、加齢しても
情報ソースやストレス解消のノウハウ
の蓄積があり好奇心も旺盛であり、
環境適応能力は女性の方が数倍上で
あると思います。
![ボクはやっと認知症のことがわかった 自らも認知症になった専門医が、日本人に伝えたい遺言 [ 長谷川 和夫 ]](https://thumbnail.image.rakuten.co.jp/@0_mall/book/cabinet/4990/9784046044990_1_3.jpg?_ex=128x128 "ボクはやっと認知症のことがわかった 自らも認知症になった専門医が、日本人に伝えたい遺言 [ 長谷川 和夫 ]")
結局男性は狭い会社という檻の中で
のみ生きてきた代償を、生き甲斐を
失った瞬間に体調不良、認知症と
いう形で背負っていく悲しい生物で
あると自覚し、普段から家庭での事
に積極的に関与し、支えてくれた
女性たちに感謝の気持ちを忘れない
気持を維持していくことが、いざと
いう時に助けてくれる、収入がなく
なった瞬間に放り出されない事に
繋がると思います。
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