私の亡くなった母親も費用負担の
少ない特別養護老人ホームの順番
待ちの間に体調がさらに悪化した
パーキンソン病を患い筋力が低下
していく中でようやく特養ホーム
に入所できたが更に病状が悪化し
自身の力では食事を食べる事が
出来なくなり入所後数カ月で
特養ホームから医療付介護施設
への転所を余儀なくされた。
親も含め家族の預貯金が充分に
あれば迷わず民間の介護施設への
入所を選択できたのだが・・・
私達家族も独立して新しい家庭を
築く中で、住宅ローンや子供の
学費の捻出で手一杯の状態で
頼みの特養ホームも待機時間が
長くかかり、結果母親の寿命を
縮めてしまう事になった。
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誰しも実の親を気遣い、長生き
して貰いたい気持ちはあるが、
高額な介護施設への入所費用や
維持費の捻出がどうしても
出来なかった。
本当に、ここの所介護施設への
高額な費用負担補助も介護保険
にて賄えたらどんなに良かった
事だろう。
結局は蓄えのある人ない人の差が
親の寿命にも左右してきてしまう
これが現実だと痛感した。
時間のない母親に待機させると
いう選択肢しかなかった私達
家族は無力感を感じた。
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