親の介護～葬儀 私の失敗談
母親の葬儀を父親が出来ないと
言い出した。急遽私が喪主を
やる事に。身勝手な父親に、
振り回される話。
母親が介護施設で亡くなり、
葬儀の時の話です。
普通であれば当時まだ正常な
父親が当然喪主をやるべきところ
ですが、父親は昔から内弁慶で
大勢の前で話したり、自分方の
親戚以外との交流が苦手で、
そういう場面の度に何かしら
理由をつけて逃げてきました。
今回も母親が亡くなって、
悲しんでいるのかと思ったら、
『喪主か、自身がない、具合が
悪い。』などと言い出しました。
この頃の父親は、物忘れが多少
ある程度で、普通に生活できて
いた健常者です。
未だ認知症ではなく、母親が
介護施設に入所していた事も
あり、気楽に生活していました。
（食事は私や妹がタッパーに入れて
差し入れをし、父親も自分で、
好物の蕎麦を茹でて食べて
いました。）
父親は一度こうだ、と言い出すと
考えを曲げないので、私に喪主を
やってくれと言えばいいのに、
それも言わず、ただ『どうしよう、
無理だ。』というばかり。
結局私の方から助け船を出して
『私が喪主をやるよ。その代わり、
横からあれこれ横やり入れない
でよ。』と告げて、葬儀の準備に
とりかかりました。
その後父親は喪主という大役が
なくなり、案の定、口を挟んで
来るようになります。
思えば私がまだ小学校の低学年
の頃、休日に母親の両親が遊びに
来た時も、直前になって具合が
悪いから休むと言って寝室に
入ったきり、母親の両親が帰る
まで、寝室から出て来ず、
帰った途端に、リビングに降りて
きて、普通にテレビを見だしました。
私は都合が悪くなると逃げる
父親を幼いころから数多く見て
きたので、物心ついたころに
よく妹と『私達が大人になったら
あんな大人にはならないように
しようね。』と、よく話した
ものです。（父親の母親（祖母）
の介護時も、母親に全て任せ
きりでした。）
母親の亡くなった悲しみに浸る
間もなく、葬儀の段取りに、
四苦八苦しながらもようやく
葬儀社もきまり、自宅での打ち
合わせとなった時、父親が話に
入ってきて『段取りや、挨拶は
やらないが、喪主名は自分の
名前にしてくれ、格好つかない。』
と言い出しました。
という訳で、喪主名は父親で、
挨拶や段取りは私が喪主代行となり
ました。（父親の事だから、あれこれ
言い出すのはわかっていましたが、
母親の為に頑張るしかありま
せん。）
その後の親族、知人への母親の
訃報の連絡や、葬儀の内容、
食事等の段取りは父親が
やらなかったのは、言うまでも
ありません。
あくまで内容が決まった後で
あれこれと横やりを入れてくる
戦法？です。
続く。
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