親の介護は自分の未来~介護からお見送りまで体験記

親が要介護状態になった時の家族の介護から葬儀まで

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父親の介護

父親の介護編㊺不器用な生き方。

家族と言えども、立場や年齢関係なく 話す事は当たり前でなくてはならないが、我が家は父親の発言のみが絶対で、その他の家族の発言は許されない。 そんな地獄のような日々はが続く過程は 帰ってくる場所ではなく、出ていくべき場所となった。

父親の介護編㊹言葉で伝える事。

昭和一桁生れの父親は家庭は母親の仕事、父親は仕事でお金を家に入れる事。 一貫した方針で、それが父親の母(祖母)の介護であっても、母親に労いの言葉1つ掛ける事もなく知らん顔。母親が愚痴の一つも言おうものなら、切れて 母親を罵倒する。 そんな父親…

父親の介護編㊸共に歩むという生き方。

人の気持ちになるという事は、人任せの父親にとっては難しい事だったようです。高齢になり、私達子が独立し、母親に先立たれ、人に任せるという相手もいない。一人暮らしでは、何でも自分でやらなければ何も進まない。 父親も定年退職した時に少しでも母親の…

父親の介護編㊷認知症になって初めて・・。

子供が独立して家を出て、母親に先立たれ、独り暮らしの父親が自らの認知症の進行で要介護となって初めて気付いた家族の支え。もう90歳も見えてきた年齢で 気付くのは、少し遅すぎた。せめて母親が元気な内に父親の感謝の気持ちを伝えられれば・・・。

父親の介護編㊶依存した生活の代償?

父親の自分の事しかやらない体質は、母親をはじめ、私達家族を長年苦しめた。 仕事と自分の趣味だけを優先し、父親の実の母親の介護も母親に押し付けた父親。 父親としての責任は、ただ給与を家に入れるだけ。精神的にも言葉でも愛情を注ぐことが出来ない父…

父親の介護編㊵威厳は衰えと共に弱さへ

父親がやる事は仕事と自分の趣味のみでそれ以外の事は何かと理由をつけて逃げてきた父親。その事に家族が反論すれば暴言と暴力でしか自己表現できない。 そんな元気があるのなら、家族を支えるべき行動と愛情にあふれた言葉の一つも欲しかった。

父親の介護編㊴父親の威厳とは何か?

父親の威厳とは何だろう?『俺は働いて給料を入れているから、その他の事は母親がやって当たり前』という事か? いや違う。喜怒哀楽に先頭に立って立ち向かい、親としての責任を果たす事、親の背中を家族に見せる事ではないのか?

父親の介護編㊳両親がいない現実を・・・。

母親、父親の順番で、いずれも介護の末に亡くした長男の私と長女である妹。 いずれも独立し、新しい家族を持つが、 私も妹も、あっという間に60歳という年齢が近くなっていた。 世帯主である私も定年まであと数年で、子の結婚話も進んでいる。 いよいよ次は…

父親の介護編㊲故郷に対する思い

生前、認知症で要介護であった父親と最後の旅行に訪れたのが、父親の故郷。 その故郷を思い出し、父親を思い出すきっかけをくれた、私の長女の彼が父親と同郷であった事実。 ともすれば二度と訪れる事はないと1度は思った父親の故郷を再び訪れる 機会を作っ…

父親の介護編㊱父親と同郷の人

地方で住み込みで働く長女が遅い正月?休みで規制してきたのだが、職場で知り合った彼を紹介し、その両親と会って欲しいと言ってきた。 その故郷とは亡くなった父親と同郷であった。 母親に先立たれ認知症が進行し要介護となった父親との最後の旅行は父親の…

父親の介護編㉟父親との確執⑧人の為に汗をかく事。

私達家族に欠如している事は、父親が共同作業が出来ない事、父親が他人の為に汗をかけない事が欠点であり、嫌な事は家を守る母親がやる事が当たり前だと本気で思っている。この事は父親が育った環境が大きく起因しており、父親の実家の徴兵された男性の言う…

父親の介護編㉞父親との確執⑦育った環境

父親の育った環境は徴兵も経験した男性優位の社会で周囲の女性は男性の理不尽な命令にも絶対服従といった風習?伝統?があり、父親の実母(祖母)を引取り介護をする事になっても母親に祖母の事は任せきりで、母親への労いの言葉1つない父親の態度、そして…

父親の介護編㉝父親との確執⑥人の痛み

父親が人の痛みを分からないと悟った決定的な出来事は、母親の在宅介護時に、 筋力のない母親に父親がお粥をやっていた時に、父親のせっかちな相手のペースに合せた食事を与えられない事。 そして母親が喉を詰まらせ汚物が父親の顔面にかかった時に、その事…

父親の介護編㉜父親との確執⑤生き方

父親の自分勝手な性格が母親の死を機に変わると思っていたが、何も出来ないという矛先が、既に独立している私や妹に代わっただけであった。 母親の死で今迄全ての事を行ってくれた母親への感謝や反省の気持ちは独り身になっても持つ事はなかった。

父親の介護編㉛父親との確執④理不尽

父親との確執を払拭できずに父親の要介護を迎えてしまった私ですが、父親の母親に対する度重なる暴言や暴力を目の当たりにした事、幼少期の私に対する無責任な父親の行動が頭の中で膨れ上がり、 人を頼らない人生をここまで送ってきてしまいました。

父親の介護編㉚父親との確執③父の背中

私と父親との確執は私の幼少期の経験も大きく起因しています。登山好きの父親に連れられ悪天候の中登山し絶壁箇所で 幼い私を置いて先に逝った父親。その後他の登山客に助けられ山小屋迄言った事。またある時は大勢の登山客が山小屋での宿泊を待つ夕暮れ時に…

父親の介護編㉙父親との確執②やらない

父親の母親に対しての丸投げ体質や相手の気持ちを受け止めない事にいつしか私と妹は父親を反面教師にして『あんな親にはなりたくない、母親に寄り添ってあげよう』という気持ちで、母親や周囲の方たちと接してきました。

父親の介護編㉘父親との確執①愚行

亡くなった父親には家族全員が振り回された。先に逝った母親は、父親の実母の 介護を父親から丸投げされた上に、実母の事なのに、母親からのsosに労いの言葉1つ掛けられない事や母親の祖父母に対する居留守や寝たふりなどの人としてやってはいけない事の繰…

父親の介護編㉗言葉足らず

父親が相手に対して感謝の気持ちを言葉で伝えるという当たり前のことが出来ずに、周囲の人からの信頼を失い孤立していきました。人に言葉で伝える事の大切さを父親が知ったのは、自身が要介護になり自力では何も出来なくなった晩年の80歳過ぎの事でした。

父親の介護編㉖無言。伝わらない年代

生前の父親の言葉不足というか、コミュニケーション不足には本当に悩まされました。父親は『黙っていても判れよ』という感じでしたが、私達家族には父親が何を考え何を求めているのか分かりませんでした。 その事が母親との不仲にもつながったのではないか?…

父親の介護編㉕自閉症は遺伝するのか?

父親が在宅介護の末に亡くなった後で父親が自閉症(発達障害)であったことがわかり、父親の突発的な行動に納得すると同時に、父親からの遺伝で私も自閉症なのでは?という不安が頭をよぎります。

父親の介護編㉔自閉症(発達障害)と認知症

父親が亡くなり今になって妹が、父親からの形見分けの本の中から父親宛の祖母の日記を発見し、その記述の中から父親が先天性の自閉症(発達障害)であった事が判明し、父親の高齢になる前からの突発的で感情的な行動の数々が、この症状によるものからなのか…

父親の介護編㉓ ふっと消える。

父親の突然消える行動は私の幼少期から父親が認知症になり要介護になる迄多々見受けられました。 日常生活でも旅先でも何も言わずに、ふっと消える、いなくなる。幼少期の私が父親に連れられ登山に行ったときに急に父親の姿が見えなくなり不安になった時のこ…

父親の介護編㉒相手の気持ち

父親の自閉症が判ったのが父親が既に亡くなり祖母が父親に充てた日記からわかった事なので、今思い起こせばという想像の域ですが、父親は家族で意見を出し合い決める事や相手の気持ちを考えて行動するような機会が皆無の家族だったと思います。父親が決めた…

父親の介護編㉑自閉症の事例

父親が自閉症だったことがわかり、思い当たる事は沢山あります。母親との口げんかで父親は自分の感情を言葉に出来ず癇癪を起したり、相手の言葉の意味が理解できずに苛々したり、イレギュラーに対処できずにパニックになったりと父親が幼少期から患っていた…

父親の介護編⑳ 自閉症

亡くなった父親の形見分けで貰った本の中から祖母が父親に充てた日記帳が出てきたと妹から連絡があった。 その日記の中に父親が幼少期から自閉症であったとの衝撃の事実が記載されており、その後大学や社会人になった父親の自閉症を心配する内容が明記されて…

父親の介護編①~75父親の介護体験特集

両親の介護で父親の介護は父親が亡くなるまで在宅介護中心の介護生活でした。 母親が亡くなり一人暮らしになってしばらくして認知症が進行し、迷子で警察の世話になったり、ご近所さんに助けていただいたりしながら介護を続けて来れました。

父親の介護編⑲認知症の父親の奇行⑧まとめ

要介護の父親の認知症は、育った環境や性格が認知の行動に大きく反映されることがわかりました。

父親の介護編⑱認知症の父親の奇行⑦迷子その2 散歩にて

父親の認知症進行による奇行は、父親の楽しみの一つである散歩でも迷子という形で現れました。ご近所さんの協力によって、ある行動パターンがわかります。

父親の介護編⑰認知症の父親の奇行⑥迷子その1

父親の少ない楽しみの一つである食品の買い物でも、迷子になり警察に保護されるなど人様に迷惑をおかけし、介護施設の利用を考える私達兄弟。